社宅管理代行業者にアウトソースできる社内業務とは?
最近では自社の社宅を社宅管理代行業者にアウトソースする企業が増えてきています。契約書類の作成から、物件の管理だけでなく、社宅を探していると物件探しまで行ってくれます。
会社の希望に合わせ、短期の家具付きのマンスリーマンション等も探してくれるので従業員の負担も少なく、急な出張のホテルも探すところまであります。
社宅には大きく分けて2種類ある
企業が保有する社宅には2種類あり、自社で土地や建物を所有する社有社宅と既存のアパートやマンション、一軒家を民間などから借りて従業員に提供する借り上げ社宅があります。
社有社宅は自社の持ち物なので、会社の財産になるというメリットがありますが建物の維持費や管理、空室があっても社内の事情で入居者がいないというデメリットもあるため、年々企業の保有数は減っています。
借り上げ社宅は、建物の維持費も必要なく必要な部屋数を契約すればいい、というメリットがあります。デメリットとしては敷金等の一時預入金の管理や大家さんとの退去時の現状回復費用の交渉や入居中のトラブル等があり、業務を行うには知識も必要になる仕事が多く、対応できる従業員も限られてしまうということです。
特に転勤や移動、新入社員が入社するのが多くなる時期には少ない担当者では手が足らず、社内業務を軽減するために社宅管理代行をアウトソースする企業も増えてきています。
借り上げ社宅の場合まるごとアウトソースも
社宅管理代行はいろんなサービスをしているので、自分の所がどういった業者にアウトソースをしたらいいかを事前に決めておくとスムーズに進みます。
社宅管理代行の場合、立地や間取り等の様々な条件に合う家を探す所から契約、大家さんとの対応、退去時の解約までをオールマイティーに請け負うので、担当していた人は今まで関わっていた仕事の8割を削減でき、他に影響を与える事が軽減したというケースもあります。
短期の入居の際の家具付きのマンスリーマンションや1泊からのホテルの手配も行ってくれる所は、急な出張や短期滞在が生じる事が多い会社はとても便利です。退去のトラブルで現状回復費用が思いの外、多いという場合も少なくありません。
マンションなどでは壁紙や床は経年劣化が加味され、居住期間が長いと、退去の費用から減額される場合もあります。見積もりをみて、適正な価格に是正する交渉も代わりにしてくれる心強い社宅管理代行業者もいます。
社有社宅の場合リノベーションも
社宅管理代行業者には社有社宅の管理や運営に長けている業者もおり、様々な問題に対応してくれます。社員のモチベーションをあげて働いてくれるための社宅なのに入居希望者がいないのはなにかしら原因があるはずです。
施設の保守やメンテナンスはどうか、現在のライフスタイルにあっている設備かといった事を診断し、思いきってリノベーションをしては?という提案をされることもあります。リノベーションをすれば、自社の社員に借り手がいなければ一般の人にもサブリースが出来るというメリットもあり企業としては収入に繋がります。
社宅管理代行業者で物件の管理やメンテナンス、入退去者の対応も行ってくれるのでサブリースを行っても担当者の仕事が増えることがありません。社有社宅を手放そうと考えていた企業もリノベーションしたことで入居したい社員が増えた所もあるので手放す前に社宅管理代行の業者に相談し、活用できるかどうか施設を見て貰うのも一つの方法です。
借り上げ社宅の煩雑な書類と物件探しは、担当者にとってとても大変で気の抜けない仕事です。社有社宅も、せっかくの物件が社員のために活かされないのはもったいないことです。社宅管理代行の業者は、このような企業の抱える問題を解決に導いてくれます。