社宅における一般的な間取りとは?社員は好きな間取りを選べる?
これから社宅で生活を送ることになっている人に、今回の記事はおすすめです。社宅は一般的なマンションで生活を送るよりも住居費を節約できるメリットがあります。しかし、間取りがあらかじめ決定していることが多く、そのほかにもさまざまな制限が設けられています。その内容を見ていきましょう。
社宅で一般的な間取り
単身で生活する場合と家族と生活する場合で間取りが変更するのが一般的です。
単身で生活する場合
代表的な間取りはワンルーム、1K、1DKとなります。ワンルームはもっとも料金を抑えられます。居間とキッチンに仕切りがありません。都会に多く見られる物件です。1Kは単身で生活する場合は標準的な広さになります。1DKはキッチンに食事スペースを設けられます。余裕がある間取りです。
家族と生活する場合
世帯数に応じて間取りが変化するでしょう。2DKは2人で生活するときに向いています。2つの居間とダイニングキッチンがあります。2LDKは夫婦と子どもがいるときも生活を送れます。リビングが追加されるのでスペースを広く感じます。3LDKはファミリー向けの代表的な間取りです。一般的なマンションに入居するときも、ファミリー向けの場合は3LDK~となることが多いでしょう。
社員が好きな間取りを選ぶことは可能?
基本的に社員が好きな間取りを選択できません。世帯人数により間取りが決定します。
間取りに制限がある場合が多い
単身で生活する場合は単身者用の物件、家族と生活する場合はファミリー向けの物件というように、生活する人数により入居できる物件が決まっている場合がほとんどです。そのため、単身者がファミリー向けの物件で生活を送りたいと思っていても難しい場合があるでしょう。ただし、必ずしもそのようになるわけではありません。たとえば、空室状態が目立つ社宅では、入居率を高めるために単身者でもファミリー向けの物件に入居できるように手続きする場合もあります。
さまざまな制限が設けられている
間取りに限らず社宅はさまざまな制限が設けられていることがあります。たとえば、ペットの飼育です。一般的なマンションでもペットの飼育が不可となっていることがありますが、社宅はその可能性が高くなっています。企業側は問題ないと考えていても、オーナーの意向で禁止されている場合があります。また、指定の地域内で生活を送ることが求められている場合があります。これは交通費のカットなどが理由として挙げられます。
社員が入居する際にチェックすべきポイント
築年数が古い物件はさまざまなところで不具合を発見することがあります。早めにオーナーに伝えて必要な修理をしてもらいましょう。
家具を置いても充分な広さがあるか
家具を置くと生活スペースが極端に狭くなるケースがあります。メジャーで室内を測りながら内見しましょう。現在使用している家具を見直す必要があるかもしれません。
物件の古さは問題ないか
築年数が古いと建物の老朽化が目立つようになります。空室状態が長く続いた部屋ではカビが発生している可能性もあります。気になる場合はルームクリーニングを依頼しましょう。
設備に問題ないか
一般的なマンションよりも設備が古くなっている場合があります。畳にカビが生えていないか、床は傾いていないか、襖は破れていないかなどを確認しましょう。また、トイレの水が問題なく流れるか、水圧に問題ないかも確認します。1階であれば問題ありませんが、高層階になるとトイレの水が流れないことがあります。設備が古い物件はとくに注意しましょう。
まとめ
社宅で生活を送る前に必ず内見しましょう。遠方に転勤することになった人は内見が難しいかもしれませんが、社宅の間取りや部屋の特徴などは事前に資料などで確認しておきます。入居直後からトイレの水が流れないなどのトラブルに見舞われるかもしれませんが、1つずつ解消しましょう。困ったことがあればオーナーに相談して、快適な居住環境を手に入れてください。