社宅への引越しは会社が費用を負担してくれる?費用を抑える方法とは
「転勤で社宅へ引っ越すことになったんだけど、費用はどちらが払うの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。実は引っ越し費用には自分で負担しなければならない費用と、会社側に負担してもらえる費用があります。今回は転勤などで社宅へ引っ越す費用の詳細について解説していきます。
社宅に入居する際、引越し費用は会社負担?
人事や辞令によって社宅へ引っ越すことになった場合、引っ越しに関する費用を会社側が負担してくれることがあります。引っ越し費用を全額負担してくれる場合や、引っ越し業者に支払う金額と家族の移動にかかる費用のみを負担してくれる場合など、会社によって対応はさまざまです。費用の詳細については、各会社の規定や規則によって定められていることが多いため、まずは一度担当部署に確認してみましょう。
会社が負担してくれる引越しに関する費用
社宅へ引っ越す際、一部の引っ越し費用については会社側に負担してもらえるケースがあります。会社に負担してもらえる費用の詳細について確認していきましょう。
引っ越し料金
引っ越しにかかる社宅までの運搬費やチャーター費、人件費などの引っ越し料金については、会社側が負担してくれる場合が多いです。ただし、業者がオプションなどで提供している「荷造りサービス」や「不用品の処分」などのサービス料金については、会社負担に含まれないこともあるため、出費を抑えたいという場合には自身で荷造りや不用品を処分するのがよいでしょう。
敷金・礼金
賃貸を借りる際に発生する「敷金」「礼金」についても、会社側が負担してくれる場合が多いです。ただし、退去時に壁紙の張替えや傷の修復など「原状回復」にかかる費用が敷金を超えた場合には、超過分は自己負担となることがあるため注意しましょう。
鍵交換費用などの諸費用
鍵交換費用や室内消毒料、火災保険料などの諸費用については、会社負担となる場合もあります。鍵交換費用は任意の費用となりますが、交換しない場合、以前の借主と同じ鍵を使うことになるため、セキュリティ面で不安のある方は、交換することをおすすめします。
自分で負担する引越しに関する費用
会社が下した人事や事例で社宅へ引っ越すことになった場合であっても、自己負担しなければならない費用があります。最後に、自分で負担しなければならない引っ越しに関する費用についてみていきましょう
車の運搬
新居へのマイカーの輸送については、引っ越し料金には含まれないため、別途費用がかかってしまう場合がほとんどです。そのため、車の運搬費については会社負担とならないことが多く、マイカーを所有しているという場合には、運搬費は自己負担となります。しかし、引っ越し先の社宅と旧居間の距離がそれほど開いていないのであれば、自身で運転して引っ越し先まで運ぶことで費用を安く抑えることが可能です。
交通費
交通費に関しても自己負担となる場合が多いです。主な交通費については物件を探すために移動する際や、当日に転居先へ電車や飛行機などで向かう際などに発生しますが、回数を重ねていくと交通費もかさんでしまい、経済的に厳しくなってしまうでしょう。そのため、交通費が会社規定で自己負担となる場合には、引っ越し先へ出張する際に空いた時間で物件も探しておくなどしておくことで、費用を安く抑えることが可能です。
社宅で使う家具・家電
引っ越し先の社宅で使用する家電や新たに購入する家具などについては、自己負担となります。社宅が初の一人暮らしとなる場合には、冷蔵庫や洗濯機など生活に必要な家具・家電を揃えるだけで数十万円必要となります。費用を少しでも安く抑えたいという場合には、中古品やアウトレットなどで購入するか、あまり使わないと思われるものについてはきっぱり買わないと決断することも大切です。
まとめ
この記事では、社宅へ引っ越しする際にかかる費用の詳細について解説しました。会社負担となる費用は各会社の規定や規則によって定められているので、転勤が決まった際にしっかりと確認しておくようにしましょう。また、自己負担となる費用についても今回ご紹介したポイントを意識することで、費用を安く抑えることができるため、社宅へ引っ越しする際には、ぜひ参考にしてみてください。