社宅で空き巣による盗難事件が発生!?防犯対策のポイントをご紹介!
社宅には、ある程度の住人が住んでいるため、安心し防犯対策が疎かになっている方も多いのではないでしょうか。社宅に住んでいるからといって、空き巣による盗難事件の被害にあわない、というわけではありません。そこで今回は、社宅で空き巣被害に遭ったらどうなるのか、防犯対策に関して解説していきましょう。
社宅でも空き巣や盗難事件は起こる
社宅は比較的多くの世帯が居住しているため、安心であると考えている方は多いでしょう。どちらかというと、世帯数が少ない賃貸物件や一軒家が空き巣や盗難被害に遭うことが多いと考える方は少なくありません。
しかし、このような考えは、少々危険です。実は、社宅などの多くの世帯が住居していても、空き巣被害や盗難被害に遭う可能性があります。さらに、空き巣被害や盗難被害に遭いやすい社宅の特徴というものがあるのです。
それは、「周囲が草木に覆われていて死角が多い社宅」「屋上の出入りが簡単にできる社宅」「夜間に街灯が少ない社宅」などが、比較的空き巣や盗難被害に遭いやすいとされています。そのため、もし上記のような社宅に住んでいる場合は、速やかに空き巣や盗難被害に遭わないよう、防犯対策を強化するのがよいでしょう。
社宅で盗難事件が起こったら誰の責任になる?
実際社宅に居住している期間中に、盗難事件が発生してしまえば一体、誰の責任になってしまうのか気になる方も多いでしょう。仮に、以前社宅に住んでいた方が、ピッキングによる盗難被害に遭ってしまう事件が発生したとします。
宅管理会社は、日頃から各世帯に、防犯上、鍵の交換を行うよううながしていましたが、とくにそれ以外は何も対応を講じていませんでした。そんな中で発生してしまった盗難事件、一体誰が責任を取るのかというと、社宅を従業員に貸し出ししている会社側となる可能性が非常に高いです。
その理由としては、会社側は従業員を雇い入れる際、雇用契約に基づき、従業員の安全を配慮しなければならない責任があるから。今回、会社側で用意した社宅に従業員が居住し、その際盗難事件が発生してしまったことで、安全配慮義務に違反しているとし、会社側に責任の追及がおよぶ可能性が非常に高くなります。
社宅で暮らす上で押さえておきたい防犯対策
ここでは最後に、社宅で暮らす上でできる防犯対策を見て行きましょう。
まずは、玄関のカギですが、防犯性が高いとされている、ディンプルキーやダブルロックにすることをおすすめします。空き巣は一般的に、侵入に5分以上かかる家には侵入しないといわれているのです。その点を踏まえると、鍵のセキュリティーを強化することは、有効な手段といえます。
さらに空き巣対策に有効な手段として防犯カメラやセンサーライトの設置をするのもよいでしょう。防犯カメラに関しては、ダミーをつける方も最近は多いですが、空き巣で防犯カメラに詳しければ、すぐにダミーとばれてしまうため、防犯カメラはダミーではなく、本物を設置したほうが安心です。
また、センサーライトを設置することで、空き巣が好む暗闇を奪う効果があるため、未然に犯行を抑止でき、さらに空き巣がターゲットにしようと下見に来た際、センサーライトがついていれば諦めるパターンも大いに考えられます。センサーライトを防犯上設置するのは、セキュリティー面を強化するには充分なアイテムといえるでしょう。
まとめ
今回は、空き巣の発生しやすい社宅の特徴や防犯対策のポイントについて解説してきました。人間の心理上、人がたくさんいれば大丈夫や自分だけは空き巣に狙われないなど、ついつい考えてしまいます。しかし、その油断が空き巣にチャンスをもたらすこともあるのです。空き巣による盗難被害を防ぐためにも、玄関のカギをダブルロックにしたり、防犯カメラを設置したりするなど、防犯対策を強化しましょう。