社宅で恋人や婚約者と同棲できる?社宅の種類によって異なる注意点とは
社会人になって彼女、もしくは彼氏との付き合いが長くなるにつれて、結婚を検討し始める方も多いのではないでしょうか。しかし結婚を決める前に、同棲したいと考える方も多いでしょう。そこでハードルになるのが、彼女彼氏のどちらか、または両方が社宅に住んでいるケースです。そこで本記事では、社宅で同棲が可能なのかについて解説します。
単身者向けの社宅では同棲できない
固定費の大部分を占める住居費は、できるだけ負担を軽くしたいと考えるものでしょう。都会であれば一人暮らしの部屋でも10万円程度、ふたり暮らし用の物件となると最低でも10万円はかかります。社宅制度は家賃の一部を会社が負担してくれているため、金銭面に余裕が生まれるのが魅力です。そのため、できれば彼氏彼女と社宅で一緒に暮らしたいと考える方も多いのではないでしょうか。
結論として、単身向けの社宅で彼氏または彼女と一緒に住むことはできません。別名「独身寮」とも呼てばれており、一人で生活することを条件としています。物件によっては男女の出入りを禁止していたり、友人を招いたりするのも禁止していたりするケースがあり、同棲することは不可能なのです。また、バレなければいいという考えも危険です。万が一、バレた際には、会社から何らかの処分を受けることになるでしょう。会社の先輩や上司からの信頼を失いかねないため、将来のことも考えて冷静に判断することが大切です。
社宅での同棲は基本的にできない
独身寮以外で、借り上げ社宅というものがあります。借り上げ社宅は一般的な賃貸物件を会社名義で契約し、社員に貸す仕組みですが、その場合も原則同棲はできません。ただし、数か月後に入籍を予定しているなどの理由がある場合は、会社に相談してみることをおすすめします。近い将来家族になるのであれば、一時的に一緒に住むことを認められるケースがあります。
ファミリー向けの社宅ならできる可能性がある
社宅の中には、ファミリー向けの物件もあります。名前の通り、家族が一緒に入居できる広さ・仕様となっており、配偶者や子どもと一緒に入居するケースが多いでしょう。ただし、ファミリー向けの社宅であっても同棲は禁止されているケースが大半です。家族以外の人と一緒に住むと判断されて、認めてもらえないのが基本だと考えましょう。
社宅で同棲するメリット
数か月以内に入籍するなどで会社によっては婚約者として一緒に住むことを認めてもらえるケースがあります。社宅に入居ができれば、賃料が安いというのが最大のメリットでしょう。会社が賃料の一部を負担してくれるため、住居費を安く抑えられるのです。
会社の許可を得て同棲ができれば、バレることを心配する必要もありません。なお、独身寮は会社の敷地内の建てられているケースが多いです。その場合、駐車場代も無料になることがあります。つまり、社宅に入居できれば、結婚資金を貯めながら生活ができるのです。
ただし、ずっと住めるわけではないので、ふたりで暮らす賃貸物件探しを並行して行うようにしましょう。もし社宅を使うのが認めてもらえない場合は、一旦個人で物件を契約して同棲を行い、入籍後にファミリー向けの社宅を利用する手段があります。どのような選択で可能なのか、会社に相談してみることをおすすめします。
まとめ
将来結婚を考えている相手がいる方の中には、社宅で彼女・彼氏を一緒に住めるのか疑問に感じている方もいるでしょう。原則として、社宅で彼女または彼氏と一緒に住むことはできません。稀に数か月後に入籍するなどの事情を説明すれば、認めてもらえるケースがありますが、基本的に社宅で同棲するのは難しいでしょう。また、バレなければいいと考えるのはおすすめしません。万が一会社にバレてしまった場合、何らかの処分をうけるうえに、会社からの信頼を失ってしまうことになります。